とにかく楽しかった東京マラソン2021体験記【Vol.1練習編】

 2022年3月6日(日)に開催された「東京マラソン2021」(2021年から延期したレースという位置づけなので2021年)を出走し、無事完走しました。

2020年春以降、コロナ禍で東京マラソンもその他多くの都市型マラソンもずっと開催できず、今回の東京マラソンも東京都の蔓延防止等重点措置下で、ぎりぎりまでどうなるか全くわかりませんでした。東京都も東京マラソン財団も、開催判断にいたるまでの苦労、準備は想像を絶するものであったと察するに余りあります。

数々の批判を浴びながらも開催してくださった主催者、そして感染リスクを抱えながらも最後まで笑顔でサポートしてくださったボランティアの方々にまずは御礼を申し上げます。
本記事は、フルマラソン5回目ながら全然速く走れず、今回も満足な練習ができなかったけれどなんとか完走できた「万年初級者ランナー」である筆者の、東京マラソンを完走するまでの体験記として、2回に分けてご紹介します。

フルマラソンは今回で5回目!でも遅いランナーです

初のフルマラソンだった2014年のメドックマラソンレース中の写真

 最初に筆者のフルマラソン歴を簡単に紹介します。

2014年9月メドックマラソン(フランス・ボルドー)
2017年3月名古屋ウィメンズマラソン
2017年10月富山マラソン
2018年10月金沢マラソン
2022年3月東京マラソン

これだけ走っているのだから、結構速いのでは?と思われるかもしれませんが、練習嫌いで全然速くなれず、自己ベストは2018年10月金沢マラソンで記録した5時間19分13秒。やるからにはもっと練習して速くなりたい!と思う方も多いと思いますが、筆者の場合、ランニングを続けているのは体力維持・体型維持のため。どちらかというとゆるい旅ランや美味しいものをつまみながら走る街ランが楽しくて走っています。
また、仲間とともにコスプレをして走るのも好きで、これまでにも何度かチャレンジしたことがあります。上の写真は、初のフルマラソンだったメドックマラソンですが、この大会は仮装が必須で、毎年大会ごとにテーマがあり、そのテーマに基づいた仮装をランナーがそれぞれ考えて走ります。2014年のテーマは「カーニバル」でしたので、ベリーダンス風の衣装を身にまとって走りました。
最後にフルマラソンを走ったのは自己ベストを記録した2018年の金沢マラソン。それ以降は仕事が多忙となりなかなか練習できなくなり、そのうちにコロナ禍。今回は、実に3年半ぶりのフルマラソン出場となりました。

まともに練習するようになったのは2021年の11月から

主な練習コースは横浜・みなとみらい

 実は2021年5月初めに、ちょっとした不注意から肋骨を骨折し、しばらくはまともな速さで走ることができませんでした。治っても、練習嫌いも手伝ってなかなか重い腰が上がらず、夫にお尻をたたかれながら無理やり走りに行きました。

横浜・元町でランニング後の至福のひととき

 そんな私のモチベーションをなんとか維持してくれたのは、横浜みなとみらいと山下公園あたりの街並み。そして美味しい食事とビールやワイン。自宅からみなとみらいは走って11キロ程度。ゆっくりでも頑張って走れば、あとは気持ちのいい景色とビールが待っている。そう思って、よたよたしながら走っていました。それでも、週に1度程度ですが。

参考までに、11月から2月までの月間走行距離は以下のとおり。本来なら100キロは走るべきなんですが。。。本当に、練習嫌いなんです。

11月52.1キロ
12月34.7キロ
1月72.7キロ
2月75.1キロ

ハーフマラソンと30キロのレースに出場

荒川の河川敷で毎年1月初めに開催されるハイテクハーフマラソン

 いつもの練習は10~15キロ程度。でもそれだけでは、42.195キロの長丁場を乗り切る客筋力、持久力は育ちません。20キロ以上走る「ロング走」を適度に練習メニューに入れていきます。20キロ、30キロの距離に慣れておけば、レース本番までの自信にもつながります。
そのロング走のひとつとして、1月始めにハーフマラソン、2月始めに30キロのレースに出場しました。
首都圏なら、今は毎週のように河川敷や川沿いでレースが開催されています。個人練習だけですとなかなかモチベーションが上がらないひとも、レースの場に立つと気分も上がるはず。「RUNNET」等でエントリー可能ですので、ぜひ探してみるのがいいでしょう。

本番用のランニングシューズを買って気分を上げる

ASICS「GlideRide 2(グライドライド2)」

 東京マラソンは、2007年に開催された第一回からずっと、スポーツ用品メーカーのスポンサーはアシックスです。国内だけでなく、いや国内以上に海外の市民ランナーに高く評価されているグローバルブランドです。マラソン業界は一時期、厚底シューズでナイキの一人勝ちと言われているときもありましたが、アシックスもかなり挽回しているようです。
履いてきたランニングシューズはこれまでアシックスがメイン。ニューバランスやOnのランニングシューズを履いたこともありましたが、やはりフルマラソン本番に頼りになるのはアシックス。
こちらの「GlideRide 2(グライドライド2)」は、走っている時のエネルギー消費を抑え、ふくらはぎへの負荷も軽減してくれるという、初心者をしっかりサポートしてくれる機能が充実しています。

写真は、レース本番1週間前に走った稲村ケ崎。気持ちよく試走できました。
いざ、レース本番!
ここまで、筆者のランニング歴や練習についてご紹介してきました。レース本番のレポートはVol.2でご紹介しますので、ぜひ読んでみてくださいね。

東京の街をのんびり満喫!とにかく楽しかった東京マラソン2021体験記【Vol.2レース編】

文/鈴木亜希子

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