見よう見まねで腸活!味噌汁の具材を楽しく新規開拓中

 筆者はごくたまに便秘になりますが、これまではどちらかというとお通じがいい方でした。しかし色々調べていくと、更年期に突入すると女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が減少して交感神経が過敏になり、副交感神経がうまく働かず、それによって腸のぜん動運動も鈍くなって便秘が起こりやすくなるとか。
これからどんどん更年期症状が出てくるの?と色々不安にもなります。そこで、知識としてはわかっていても本格的に実践していなかった「腸活」を、見よう見まねでまずは味噌汁で実践してみることにしました。

「ヨーグルト食べてりゃいい!」じゃだめ!?

 腸活といえばヨーグルト!毎朝の納豆!そんなことを言われていた時期もありましたね。でもここ3,4年前からよく聞くようになってきたのは「シンバイオティクス」という考え方。
腸の調子を整えるには、何か1種類だけ毎日食べていればいいのではなく、善玉菌を含むもの(プロバイオティクス)と、その善玉菌のエサとなるもの(プレバイオティクス)を一緒に摂ること(シンバイオティクス)が必要ということがわかりました。

◆善玉菌を含む主な食材
乳酸菌、ビフィズス菌などで、ヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチ、チーズなど。

◆善玉菌のエサとなるものを含む食材
食物繊維とオリゴ糖で、食物繊維はごぼう、にんじん、芽キャベツ、ブロッコリー、いも類、海藻類、きのこ類など。オリゴ糖は玉ねぎ、ねぎ、アスパラガス、バナナ、大豆など。

このシンバイオティクスを手軽に実践できると言えば味噌汁!難しい解説よりも、まずは実践!味噌汁の具にはどちらかというと保守的だった筆者ですが、色々挑戦してみました。

まずはオーソドックスな「舞茸+豆腐+ねぎ」

 きのこの類全般好きな我が家。味噌汁にも使いますし、ソテーにもパスタにも使います。その中でも、最近料理に使うことが多くなったのは舞茸。舞茸は骨を丈夫にするビタミンDを多く含んでいるということもあり、意識して食べるようにしています。
そこに豆腐とねぎを混ぜる組み合わせは、オーソドックスですが安心して食べられる味。舞茸はほうれん草や小松菜と合わせても美味しいですね。

食感もジューシーさも新鮮!「ブロッコリー+ミニトマト」

 腸活に詳しい方々とお話していた時「味噌汁にブロッコリーを入れるのは当たり前」という話を聞いていたものの、これまでなかなか実践できていませんでした。ブロッコリーは、私の中では洋風の食材というイメージが強く、味噌汁に入れることに二の足を踏んでいました。でも、今回をきっかけに新しい味を知ろうと、やはりこちらも味噌汁に入れるのは初めてのプチトマトを組み合わせてみました。
ブロッコリーのしっかりした味とトマトのジューシーな甘みが味噌に合うのはびっくりしました。食わず嫌いでした。洋と和の垣根を取っ払って、新しい味を知り、嬉しくなりました。

ソテーじゃなく味噌汁なの?「アスパラガス+ブロッコリー+ベーコン」

 上記ブロッコリーのおいしさに味をしめ、さらに新規開拓に挑戦してみました。
アスパラガス、ブロッコリー、ベーコン。この組み合わせは、ソテーやパスタの定番ですよね。お弁当のおかずの定番とも言えます。でも、味噌汁に入れるなんて!と思いましたが、これが・・・美味しかった!ベーコンの脂身がうまく味噌汁に溶け込み、ブロッコリーとはまた違うアスパラガスの固めな食感が口の中でコラボレーションして、こちらも嬉しい味になりました。

まとめ

 これから本格的にやってくるであろう、女性ならではの不調の予防になれば・・・という目的で挑戦してみた味噌汁の新規開拓。結構楽しんでいます。
一番の発見は、味噌汁によって和と洋の垣根を取っ払うことができたこと。今回は3種類のみ紹介しましたが、まだまだ腸活味噌汁は色んなバリエーションが考えられるので、新規開拓に勤しみたいです。
味噌汁だけでなく、他のお料理にもシンバイオティクスを取り入れて、楽しく腸活していきたいと思います。腸の調子があまりよくないという方にも参考になれば幸いです。

文/鈴木亜希子

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