コンビニでもOK!運動前後の食事をもっと気軽に考えよう

 トップアスリートの奥様がフード関係の資格を取って旦那様を支える様子が、SNS等で知られることも多くなりました。私がアスリートフードマイスターの講習を受けたときも、Jリーガーと結婚したばかりの初々しい奥様がいらっしゃいましたし、部活動を真剣にやっている高校生のお子様を持つお母さまもいらっしゃいました。また、こうしたプロや学生をサポートする立場の方だけでなく、趣味でスポーツに取り組んでいる人も多く参加されていました。一般の方の、疲労回復やパフォーマンスアップのために栄養の勉強をしたいという需要も高まっていることがわかります。本記事では、栄養について意識を持ってもらう最初の入り口として、アスリートフードマイスターの私が資格取得講座で習った、運動前後に食べるのにおすすめのコンビニフードをご紹介します。

肉まんはアスリートフードマイスターいち押しのコンビニフード

 アスリートフードマイスターの講習で、講師一押しのコンビニフードだったのが肉まんでした。 運動後の体の回復には、糖質やたんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂取することが重要です。

できれば、運動後1時間以内に主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物がそろった食事を摂ることが望ましいとされています。しかし、すぐにそのような食事が摂れない場合に、効率的に糖質とたんぱく質を摂ることができるのが肉まんというわけです。 肉まんは、たいていジューシーな豚肉が使われていますよね。豚肉はたんぱく質とビタミンB1が豊富で、肉類の中でも意識して摂るように勧められる食材のひとつですから、講師が押すのもうなずけます。

脂質の少ないジャムパンやあんぱん

 この2つも、アスリートフードマイスターおすすめのパンとしてよく知られています。コンビニに置いてある他の菓子パンに比べて脂質が少ないというのが大きな特徴です。脂質を抑えて糖質をしっかり摂るのに適しています。ただ、その後は栄養バランスの良い食事はしっかり摂りましょう。運動後の補食というだけでなく、運動前の1時間から1時間半前に食べるのも推奨されています。

万能な鮭のおにぎりととり五目おにぎり

 身体の回復のためには糖質とたんぱく質、ビタミン・ミネラルを運動後1時間以内に摂るというのは上にも書きましたね。この2種類はいずれもこの栄養のバランスが摂れていると言えます。特に「良質なたんぱく質」と言われている魚の中でも、鮭はたんぱく質量が多く脂質が少ないので、まずおにぎりを選ぶとしたら鮭を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。

おにぎりはジャムパン、あんぱん同様、1時間から1時間半前に食べるのも推奨されています。

ハムチーズたまごサンドイッチで美味しく回復

 ハムチーズたまごサンドイッチも、たんぱく質が豊富ですよね。バターがパンに塗られていたり、たまごをあえるマヨネーズが使われているなら脂質は若干高めかもしれませんが、たまごのなんとも言えない甘さがハムやチーズにも合い、アスリートフードマイスター講座で重視している「心を豊かにする食事」にもあてはまるのではないかと思います。

まとめ

 食の資格を取ると、栄養の基本からアスリートへのアドバイスの方法まで詳しく勉強できますが、費用も時間もかかるもの。じゃあ、独学でといっても、1日どの栄養素を何グラム、という計算まではなかなか面倒です。なるべく家でつくれたらいいけれど、いつもそれでは疲れてしまいます。そんな時には、難しいことを考えず、コンビニフードに頼ってしまいましょう。

文/鈴木亜希子

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